なかのキッズクリニック 院長 関谷 恭介
気象庁の発表によると2025年1月8日から花粉の飛散が始まりました!
びっくりですよね。
例年は2月上旬から飛散が始まると言われているので、1カ月以上も早い飛散です!
しかも、花粉の量(飛散量)は平年より多いと予想されています。
快適な毎日のために、当院は早めの花粉対策をおすすめします。
症状がすでにある方も、まだ始まっていな方も受診を検討してください!
また、もしかしたら花粉症かも?、自分が花粉症であるか知りたい!、そのような方もお気軽に受診してください!
以下に、花粉症を詳しく説明してみます。
興味のある方は読み進めてください。
お得な情報、知らなかった情報もあるかもしれません。
- 花粉症って?
花粉症は、スギやヒノキなどの花粉を吸い込むことで、くしゃみ、鼻汁、鼻づまり(鼻閉)、目のかゆみなどのアレルギー症状が起きる病気です。 日本では、スギやヒノキ以外にも、ハンノキやシラカンバ、カモガヤ(イネ科)、ブタクサ(秋)など、約60種類の花粉が原因になるといわれています。
- なぜ毎年花粉症になるの?
花粉の量は、前年の夏の気象条件によって大きく左右されます。猛暑や日照時間が長いと花粉がたくさんできて、逆に冷夏や長雨の夏は少なくなります。また、花粉が飛び始める時期は、冬の気温によって変化します。
- 花粉症対策の6つのコツ
・マスクの着用
不織布のマスクがおすすめです。
布やウレタンマスクは着け心地がよいかもしれませんが、効果が低くなります。
また、花粉症用のマスクは、通常のマスクよりも花粉をしっかりブロックしてくれます。
・メガネの着用
花粉は目にも入ってくるので、メガネも有効です。
こちらもマスク同様、花粉症もあります。
・服装は素材に注意!
ウールには花粉が付着しやすいので、綿やポリエステルの服が安心です。
・毎日の掃除
日常生活で花粉は室内に持ち込まれてしまいます。
家に入る前にコートを脱いだり、毎日の掃除を心掛けると良いかもしれません。
・うがい・手洗い
体に付着した花粉を放置すると室内でも症状が続くかもしれません。
外から帰ったら、うがいや手洗いをして、花粉を洗い流しましょう。
・加湿
室内の湿度を適切に保つ(推奨は?)ことで、鼻や喉の粘膜を保護し、花粉の影響を受けにくくしましょう。
- 花粉治療は2種類!
花粉症の治療は大きく分けて2つあります。
①対症療法
・くしゃみ、鼻水、鼻づまり(鼻)、目のかゆみなどを一時的に抑える治療です。
・内服薬、点鼻薬、点眼薬などがあり、症状に合わせて使い分けます。
・花粉が飛散する前に開始する初期療法が推奨されています。
・また、症状が出たときにも使用します。
②免疫療法(アレルゲン免疫療法)
・花粉のアレルゲンに対して、少しずつ体を慣れさせる治療です。
・①と違って根本的な解決につながる可能性があり、近年注目されています。
・花粉が体に入ってもアレルギー反応が起きにくくなる効果が期待できます。
・舌下免疫療法(舌の下に薬を置く)が主流になりつつあります。
・花粉が飛散していない時期に開始し、数年間(少なくとも3年以上)続ける必要があります。
花粉症は心筋梗塞や脳卒中と同じくらい国民の生活を脅かしているとも言われます。当院では皆様の症状を詳しく、丁寧に問診し、必要な検査、適切な治療をご提案することを心掛けています。
・花粉症が気になる
・もうすぐ症状が出そうで心配
・これまでの治療では改善しなかった
・どのような花粉・アレルギーなのか知りたい
など、何かございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
*近年、お薬の不足が頻繁に起こるようになりました。
症状でお困りの方は、早めにお問い合わせくださいませ。