やけどにはⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度の3種類があります。
Ⅰ度はいわゆる日焼けと同意で発赤のみです。1週間で治ります。
痛みが強い場合には消炎沈痛剤などを塗布することがあります。
Ⅱ度はいわゆる水ぶくれで水疱形成が特徴的です。
浅いⅡsと深いⅡdに分類されます。
おおよそ2-3週間で治癒しますが、Ⅱdは傷跡になる可能性があります。
Ⅲ度は真っ黒こげの状態で非常に重篤です。治癒には特殊な治療が必要で4週間以上かかることもあります。手術で切り取ったり、植皮する必要があります。入院管理となる場合が多いです。
自宅で起こるやけどはほとんどが予防可能と言われています。
お茶、お湯、カップめん、スープなどをテーブルの縁に置かず中央に置いたり、こどもの手の届かない場所に置く必要があります。電子ポット、電子ケトル、炊飯器の水蒸気、電球、アイロンなどに気を付ける必要があります。
やけどの対処法で大切なことはは冷却で、流水(水道水でもシャワーでも)で10-15分冷やすと良いです。
1-2日でやけどが進行する場合があるので軽症だと思っても翌日には医療機関を受診しましょう。
また、症状や状態が変化した場合にも医療機関の受診が必要です。
軟膏で治療します。
皮膚のバリア機能が破綻しているので感染兆候がないかの確認が必要です。
当院などの慣れた施設での治療を推奨します。