乳児や高齢者で重症化しやすい風邪ウイルスです。
私たちにとっては0歳児が重症化する非常に大変なウイルスです。
10月から4月まで流行します。(秋のウイルスです。)
1/3が下気道感染(肺炎など)となり、1-3%が重症化します。
症状は発熱、咳嗽、鼻汁、喘鳴です。
細気管支炎に進展すると入院管理が必要となることがあります。
新生児では無呼吸を合併することがあります。
中耳炎、脳炎、脳症を合併することがあります。
迅速検査で診断します。
治療は鼻吸引、ネブライザー、対症療法となります。
連日吸引、吸入したり、こまめな観察が必要になるため、保護者の負担も大きいですが、
罹患した場合には丁寧に、根気よく寄り添って治療を心がけますのでご安心ください。